うっかりエンジニアのメモ

未来の自分に宛てたメモ

カラオケ動画制作 編集後記

YouTubeにカラオケ動画を投稿した。
めっちゃ疲れたので、制作ワークフローを備忘録に残しておきたいと思う。


www.youtube.com

必要なソフトウェア

  • Logic Pro(Mac)
    • 打ち込み、ミックス、マスタリングを行いカラオケ音源を作成する
  • RhythmicaLyrics(Win)
    • タイムコード付き歌詞を作成する
  • ニコカラメーカー2
    • カラオケ風テロップを出力する
  • AviUtl(Win)
  • Melissa(macOS/Win)

mosynthkey.github.io

ワークフロー

音源作成

  • 楽曲を聴き込む
    • 楽曲構成、使用楽器、キー、テンポ、コード進行などの情報を把握
    • ざっくりと大まかな耳コピ
  • DAW上の初期作業
    • オーディオトラックに原曲を読み込む
    • テンポ情報をDAW上で設定する
      • ※のやり方でオーディオからテンポを抽出→細かく取りすぎるので手直し
      • 倍テンの扱いなどの方針は最初に決めておく。途中で変えるとMIDIノートの修正が超面倒
    • MetricABで原曲を読み込む
    • ドラムとベースとメインメロディーをざっくり打ち込む
      • とりあえず楽曲の最初から最後まで打ち込んで、心が折れるのを防ぐ
  • 音色づくり
    • 原曲に近いソフトウェア音源を探す なければハードシンセのパッチも探す
    • エフェクトをかける
  • 残りパートの打ち込み
  • 効果音を探すor自作してトラックに追加
  • ミックス&マスタリング
    • MetricABで原曲とこまめに比較しながらミックス
    • Ozone先生でマスタリング
  • 24bit/48kHzでバウンスして終了

※テンポ抽出のやり方

読み込んだ原曲を右クリック > テンポ > リージョンのテンポをプロジェクトテンポに適用

アーティキュレーションIDはいいぞ

Logic ProのアーティキュレーションIDの超わかりやすい解説動画はこちら↓
これでもうキースイッチの面倒な打ち込みから解放。万歳。

www.youtube.com

タイムコード付き歌詞作成

  • 歌詞をテキストファイルとして用意する
    • ネット上の歌詞は間違っていることが多々あるので注意(特にサンホラ)
    • テロップを意識して適宜改行・スペースを入れておく
  • RhythmicaLyricsで歌詞テキストを読み込み、タイムコードを打ち込む
    • 常に「編集中のデータを保存」で.rlfファイルで保存する
    • 通常の保存ではルビ情報が保存時に失われて、次回開いた時に全てやり直しになるので要注意
  • 「出力」→「ルビ拡張規格でタイムタグ出力」で.lrcファイルを出力する

手順の詳細はこちらの記事がとても参考になる。 note.com

ニコカラメーカー2でカラオケ風テロップ動画を作成

  • 背景画像を探す
    • 利用規約上、動画への利用が許可されている画像を探す
  • 新規プロジェクトに背景画像とRhythmicaLyricsで出力した.lrcファイルを読み込む
  • 必要に応じてテロップの行区切りを追加・削除する
  • パートごとの色分けを設定する
    • 1行の途中で色分けする場合 or 行区切りをマニュアル編集した場合は要注意。例えば歌詞に修正が発生して.lrcファイルを読み込み直すと、これらの編集内容は消えてやり直しになる
  • プレビューで問題なければ無圧縮AVIを出力する
    • このAVIファイルは数十GBになるので出力先ストレージの空き容量に注意

動画エンコード

  • Logicでバウンスした2mixのWAVとニコカラメーカーの出力AVIをAviUtlに読み込む
  • 前後のフェードイン/アウトを挿入する
  • 曲名アーティスト名などの常時表示テキストを挿入する
  • YouTube用のプロファイルを選択してx264エンコード
  • YouTubeサムネイル用画像を作成する
    • 適当なフレームにサムネイル用の情報を挿入
    • 編集 > PNG出力 > 現在フレームの画像をPNG形式で出力
    • 出力後にサムネイル用の情報を非表示にする

YouTubeアップロード

  • 特に気をつけることはなし