うっかりエンジニアのメモ

未来の自分に宛てたメモ

在宅勤務が始まったのでホームオフィス環境を整える

ついに全国に緊急事態宣言が発令されました。

会社勤めのみなさんもいきなり在宅勤務を求められて、てんやわんやの日々かと思います。
え、自宅待機で外出できないけど日中はミッドガルと無人島にいる?最高ですね。

私は事業会社で働くIT企画屋なので、ノートPC1台あれば9割の仕事はできるリモートワークしやすい職業ではありますが、それでも週5日フルで在宅勤務は初めての経験で、働きやすく生活しやすい環境を整備するにあたって考えたことや用意したものがいろいろありました。

Work

実は厚生労働省が、在宅勤務の作業環境整備のポイントをまとめてくれています。 www.mhlw.go.jp

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  • 十分な作業空間
  • 椅子
  • 部屋の照度
  • 机の照度
  • ディスプレイ
  • キーボード
  • 空調(温度・湿度・換気)

あくまで環境の物理的なポイントのみです。心理的なポイントは後ほど触れます。

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今のホームオフィス環境はこんな感じです。
もともとDTMが趣味なのでほとんど何も買う必要がなかった…

仕事部屋をつくる(つくれなかった)

Vagrantで有名なHashiCorpの創業者Mitchell Hashimoto氏も「ベッドルームは休息するための場所。一日中ベッドを見ながら働くのはとても難しい」と言っている通り、Workする場所はLifeする場所と明確に分けろということがよく言われます。が、今の家は1DKでそもそも仕事部屋を作るのは無理なので、今は仕方なくベッドの隣のデスクが仕事環境です。*1

厚労省が書いてた「10m3 以上」については、床3畳 * 天井までの高さ2m = 1.84 * 3 * 2 > 10 なので、ギリギリOK。

将来結婚したらWork部屋は作りたい。*2

オフィスチェア

腰痛持ちなのでオカムラコンテッサセコンダを愛用しています。3年前に大塚家具で17万くらい?かな。最初見た目重視でメッシュ地にしてしまったら、メッシュの張りが意外と強くて身体に対して変な負荷のかかり方して腰痛がさほど変わらず(買った意味…)最近になってクッション地に交換できることを知り、交換してからは抜群のフィット感で1日座っていても楽勝なので本当早く換えればよかった。オプションでランバーサポートもあって買ってみたものの、これもかえって腰に違和感が出てきたので早々に外してます。

会社のチャットツールで後輩が「在宅勤務で座椅子を買いました」と書いていたので思わず「オフィスチェアを買え」と老害ムーブをかましてしまいました。反省しています。でも腰って年齢関係なくやられるときはやられるんで気をつけてほしいな…

デスクライト

ほとんど紙を使う作業はないですが、必要なときはZ-LIGHTをつけます。めちゃくちゃ明るいです。

実は机の手前にステージピアノがあるので、部屋を暗くしてピアノを弾くときにこのZ-LIGHTのアームを反対に伸ばして鍵盤を照らしたりしてます。我ながら上手い配置だと思っています。

ディスプレイ

デュアルディスプレイは人権。
27インチ、4K、USB-C、5万円台という神がかり的にバランスの良いディスプレイがDELLから4月に出たので、早速買いました。

皆同じことを思っているのか、今は在庫切れ。

今は会社PCがアレなのでHDMI接続だけど、夏ごろリプレースされる新PCはUSB-C1本でつながるようになってすっきり接続できるのでワクワクしてます。(Bluetooth機能も解禁されるので自宅ではクラムシェルモードでキーボード、マウスは自分の使ってるだろうな)

キーボード

打鍵音が煩くなく、正確に打てるキーボードということでFILCOのMajestouch Convertible 2 赤軸を使っています。

リアフォとか東プレとかいろいろあるんですが、まー好みだと思います。
ヨドバシなりツクモなりのリアル店舗で実際に感触を確かめて選んでみてはいかがでしょう? って当分無理か…

マウス

Logicoolの適当なやつ。なぜか昔からあまりマウスはこだわりがありません。(いいやつあったら教えてください)

服を着替える

ここからは心理的な話。
つい寝間着で仕事始めたくなりがちなんですが、いつもの出勤時の服*3に着替えるだけで、しゃっきり仕事モードになるので着替えてます。

オンライン井戸端

私の部署は、3月下旬から全員が在宅勤務になっています。そうすると、普段気軽にやってた「雑談」が消滅しました。 4月頭に部署内で雑談したい機運が高まり、ビジネスチャットツール上に「井戸端」というチャネルを作りました。作成後、あっという間に「今日はリングフィット30分やった」「座椅子買った」とか投稿されて、返信もemojiリアクションも沢山あり、ワイワイできています。F2Fの雑談の効用には及ばないものの、オンラインで雑談してホッとできる場があるということの心理面の効用は無視できないと思います(本当はこういうtipsを総務とか健康管理室とかが率先して広報してほしい)

前職の先輩が「ビジネスチャット初級編」というブログ記事で「雑談」チャネルの有用性に触れていました。それ以外に関しても、記事の内容はSlackやTeamsを導入している環境で働いている方には概ね納得できるんじゃないかと思います。弊社はビジネスチャットツールが導入されてまだ1年くらいなので、この記事を全社員に読んでもらいたいくらいです。 blog.satotaichi.info

Life

食宅便

割と自炊するのは好きな方です。でも、普段は

  • 朝:コンビニのサンドイッチ or ドトールモーニング
  • 昼:職場近くでお弁当or外食
  • 夜:スーパーで食材買って自炊

で回してたのでいざ週5の在宅勤務が始まると、食事の用意が単純計算で3倍になって「うへぇ」って気持ちになりました。
ある日、上で書いた会社の「井戸端」チャネルに、子育て中の女性社員が同じ悩みを投稿してて、そこで知ったのが弁当宅配サービス「食宅便」でした。

shokutakubin.com

1食約600円で、管理栄養士が監修したお弁当が届きます。冷凍なので好きなときに食べられるし、5品目くらい入っててバランスも良い。あと意外に美味しい(重要)
高齢者がターゲットということもあり味付けはやや薄めですが、健康的でかえってこういう状況にはいいんじゃないかと思います。

本当は第1候補はつくりおき.jpだったけどサービスエリア外で断念しました。

コロナでは物流が止まるのではないかという群集心理からいろいろなものが買い溜めされました。私は震災の備えということもあり、水や食料は普段からまとめ買いしているので、特に混乱はなかったです。

Amazon定期便で、家に常に水が10Lくらいある状態を維持しておくと、災害備蓄も兼ねることができるので素晴らしいです。
同じ発想で、ウォーターサーバーを契約するのもありだと思います。

Infodemic

もう誰しもが感じているとは思いますが、コロナ以降のTwitterのTLはかなり辛いものになっています。ミュート・RT非表示にした人もいます。極度の不安からか、本人のメンタルに悪影響なのが明らかなのに、Twitterで情報を集めるのをやめられない人が多い。この辺りの"情報中毒"というか、たぶん手を洗い続ける強迫神経症に似てるメカニズムなんだろうけど、いつか医学的な研究が進むといいと思います。

メンタルケアに関して私のオススメの本は、昔からこれです。

著者は精神科医ではありませんが、極度のストレスに晒される自衛隊員のメンタルケアを行っていた人です。観念論に終始せず、実用的なアクションがいくつも載っています。

おしゃべり

外出自粛の影響で、おしゃべりの有り難みがめちゃくちゃ上がってます。

  • 行きつけのレストランのテイクアウトを取りに行くときに、店主と会話
  • 会社の同僚とあえてビデオ会議で雑談
  • 恋人とは寝る前にLINE通話、休日にFaceTime

最後に

コロナの影響は少なくとも向こう2年は続くと思います。
少しでも快適な環境を作って、それぞれの持ち場でやっていきましょう。

*1:23区内に住んでいるため月10万出しても32平米にしか住めない

*2:「いつ結婚できるの?」って言わない

*3:弊社はビジネスカジュアル